カルチャー

ドイツでは豚ひき肉を生で食べる!?ドイツの食べ物「Mett(メット)」をご紹介!

ドイツには、豚のひき肉を生で食べる「Mett(メット)」という食べ物があります。日本人にとって、豚肉を生で食べるというのは馴染みがないと思いますが、ドイツではポピュラーに食べられている食べ物です。

お肉屋さんにはもちろん、スーパーでも販売されているため、誰でも購入することができます。
どのような味がするのか、気になりませんか?

メットは、ネギトロのようなやわらかい食感で、とてもおいしいんですよ!味は全く臭みがなく、香辛料がほどよく効いていて、くせになります。
今回は、メットの作り方やおいしい食べ方、ドイツでの注文方法、メットが食べられるおすすめのレストランなどをご紹介します!

Mett(メット)とは?

メットは生の豚肉に、脂身、塩、にんにく、キャラウェイなどの香辛料を入れ丸1日、約15度で乾燥させ、その後燻製し、さらに乾燥させて仕上げたものをいいます。

Baum
Baum
えっ!豚肉を生で食べるの?
Emma
Emma
日本人の方からしたら、驚きますよね。ドイツでは普通に生肉を食べるんですよ。生でも食べられる理由をお話ししますね。

「Mett(メット)」の製造、販売ルール

メットの見た目は生の豚ひき肉ですが、製造、販売工程には、主にふたつのルールがあり、これらをクリアしていないと製造、販売することができません

ルール1:脂身を35%以上入れてはいけない

これは品質保持のために決められた、法的なルールです。品質が担保されていてるからこそ、長く愛されているのですね。

ルール2:包装されていないものは製造した当日のみ販売できる

メットは、きちんと包装されていな商品は、製造した当日しか販売することができません
生肉ですから、安全が担保されていることが大切ですね。

「Mett(メット)」の種類について

メットの種類は、大きく分けて、塗るタイプの「Streichmett(シュトライヒメット)」と、ソーセージ型になっている「Mettwurst(メットヴルスト)」に分けられます。

おすすめなのは、塗るタイプの「シュトライヒメット」。主にパンなどに塗って食べます
「シュトライヒメット」は保存が効かないので、真空パックに入っていないものは当日中に食べましょう

「メットヴルスト」は、「シュトライヒメット」よりも保存期間が長いため、いろいろな食べ方で楽しめますよ。

「Mett(メット)」の食べ方

ドイツの北の地域では、よく「シュトライヒメット」を「Broetchen(ブロートヒェン)」という、まわりがさくっとした丸パンの上にのせて食べます

サクッとしたブロートヒェンに、しっとりとしたメットはとてもよく合います。
おすすめの食べ方は、ブロートヒェンに、たっぷりバターを塗り、刻み玉ねぎを乗せて食べる方法

Emma
Emma
バターの風味と、さっぱりした玉ねぎが薬味の役割を果たしてくれるので、もったりとした食感のメットをさっぱり食べられます!

メットヴルストも、パンなどに塗って食べることもできますが、カットしてそのままビールのおつまみにしたり、スープに入れたりするのがおすすめ

Emma
Emma
メットヴルストは長く燻製されているので、肉の生々しさが苦手の方におすすめです。

「Mett(メット)」の注文方法

今回は今すぐ実践できる注文の仕方をご紹介!

まずは元気よく、「Hallo」と挨拶をしましょう。
ドイツでお買い物をするときは、まず挨拶からはじまります。

お客さん
お客さん
Mett mit Broetchen, bitte!読み方:メット ミット ブロートヒェン ビッテ!/意味:メットのパンをください!)

もしくは、

Ich haette gerne Mett mit Broetchen.読み方:イッヒ ヘッテ ゲルネ メット ミット ブロートヒェン/意味:メットのパンが欲しいです。)

そのときに、

店員さん
店員さん
Mit Butter?読み方:ミット ブッター?/意味:バター入り?)

もしくは、

Mit Zwiebeln?読み方:ミット ツヴィーベルン?/意味:玉ねぎ入り?)

と店員さんが聞いてくることが多いので、ご自身の好みに合わせて答えてください。

バターと玉ねぎ入りを頼みたい場合は、

お客さん
お客さん
Mit Butter und Zwiebeln bitte!読み方:ミット ブッター ウント ツヴィーベルン ビッテ!/意味:バターと玉ねぎ入りをお願いします!)

あるいは、

Nur mit Butter bitte!読み方:ヌア ミット ブッター ビッテ!/意味:バターだけお願いします!)

などと注文してみましょう。
販売員の方と親しくなるとお買い物が楽しくなりますよ!

おいしい「Mett(メット)」が食べられる、おすすめのお肉屋さんとカフェ

メットは、スーパーなどで購入できますが、ぜひ人気の「Metzgerei(読み方:メツゲライ/意味:お肉屋さん)」のおいしいメットを食べていただきたいです。

今回は、私が住むデュッセルドルフの、おいしいメットが購入できるメツゲライと、メットが食べられるおしゃれなカフェをご紹介します。

Metzgerei Inhofen(メツゲライインホーフェン)

こちらのお肉屋さんは、特に肉の質がよく、メット以外の商品もおすすめです。ソーセージはもちろん、新鮮なレバーなども手に入ります。

仕事柄、社長(マイスターでもあります)ともよく話をしますが、とても素敵な方です。お店で働いている方もみなさん気さくなので、お店を訪れた際はいろいろと聞いてみてください。

店舗ウェブサイトhttps://www.inhoven.de(ドイツ語)

Wunderhaus deli & friends(ヴンダーハウス デリ アンド フリンズ)

素敵な空間のカフェ。こちらはメットだけでなく、デリやケーキなどもおいしいです。

メツゲフライに売っているような、本格的なメットではありませんが、盛り付けがとてもおしゃれで、食が進みます
お客さんはグラスワインなどと一緒に楽しんでいますよ。

店舗ウェブサイトhttp://www.mein-wunderhaus.de(ドイツ語)

メットを含めたドイツの生肉製品「Rohwurst(ローヴルスト)」に興味がある方は、「ドイツ食品普及協会」のウェブサイトもご覧ください。とても詳しく、わかりやすく解説されているので、おすすめです!

ドイツ食品普及協会(ローヴルストの記事に移動します。)http://doitsushoku.com/ローヴルスト(rohwurst)/

まとめ

実は、ドイツに長く住んでいる日本人の方でも、メットはこわくて食べたことがないという方が結構います。しかし、一度食べてみると、メットの食感と味にやみつきになってしまうこと間違いなし!

ドイツを訪れる若者の多くは、ケバブやハンバーガーに走りがちですが、一度はドイツならではの食べ物「メット」を試してみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介した内容は、動画でもご紹介していますのでぜひご覧ください!
他にもドイツのいろいろな情報を発信していますので、興味のある方はチャンネル登録をしていただけると嬉しいです!