カルチャー

飲んで歌って大盛り上がり!ドイツ本場のオクトーバーフェストの楽しみ方を紹介!

最近、日本でも人気の「オクトーバーフェスト」。本場のオクトーバーフェストは、9月から10月にかけてドイツのミュンヘンで開催される、世界最大規模のビール祭りです。

この期間のミュンヘンは、民族衣装の男女で街があふれます女性は「Dirndl(ディアンドル)」を、男性は「Lederhose(レーダーホーゼ)」を着用します。

今回は、本場のオクトーバーフェストの全容をご紹介。ぜひ本場のオクトーバーフェストの雰囲気を楽しんでください!

Emma
Emma
2019年のオクトーバーフェストは、9月21日から10月6日まで開催されます。

オクトーバーフェストの起源と現在の風習

オクトーバーフェストとは、ドイツ語で「10月祭」の意味。
オクトーバーフェストの歴史は1810年に遡ります。バイエルン王子ルードヴィヒ1世と王女テレーゼの結婚のお祝いとして開催したのが、オクトーバーフェストのはじまりです。

会場となるのは、テレーゼ王女の名前にちなんでつけられた「Theresienwiese(テレージエンヴィーゼ)」という広場。とても広く、なんと東京ドームおよそ9個分の広さがあります。広大な敷地を持つテレージエンビーゼ広場に、ミュンヘン内にある6つのビール醸造所が大型テントを出店していたり、お菓子やお土産の屋台、観覧車やジェットコースターなど移動式の遊園地があり、非常に賑やかな雰囲気になります。

Emma
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会場となるのはという大きな広場。その名前にちなんで、地元の人たちはオクトーバーフェストのことを、「Wiesn(ヴィーズン)」と呼んでいます。

現在は、家族や友人と祝うのはもちろんのこと、会社の社長が従業員と一緒に祝ったり、部署ごとに祝ったり、協力企業とのおつきあいの場でもあったりします
ちなみに私の知り合いの会社の社長さんは、席を何日にもわたって確保し、日によっては従業員の人たちと一緒に祝い、別の日には家族と友人、ほかの日には協力会社の人を集めて祝っていたりします。

Emma
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かつては10月に開催していましたが、最近は、薄手の民族衣装を10月に着るのは寒いという配慮から、9月の後半から10月の間に開催されることが多くなりました

オクトーバーフェストのスタイル

オクトーバーフェストは会場の設置が7月ぐらいから始まり、ミュンヘン内の6つのビール醸造所がテントを張り準備を進めます。テントや遊園地の設営が数ヶ月かけておこなわれます。
お祭りが始まると、テント内と外でビールや食事を楽しむことができ、敷地内に設置された遊園地では、老若男女がジェットコースターや乗り物などを楽しみます。

Baum
Baum
入場料はかかるのかな?
Emma
Emma
敷地内への入場料は無料です!ただし、遊園地のアトラクション代は別途料金がかかります

テントの中の席の権利について

各テントの席は、一部の自由席を除いて、昔からミュンヘンに拠点を持つ会社や一家庭が、各テントの特定の席を確保する権利を持っていて(既得権)、毎年更新していく仕組みになっています。
一度権利を失うと、いつまた席を確保できるかわかなないため、毎年の更新には気を使うそうです。

Emma
Emma
私も仕事でおつきあいしているマイスターの会社が、「Spaten(シュパーテン)」のテントの中の席を利用する権利を持っているため、誘っていただくことがあります。

では、観光客の方はどうしているのでしょうか。
醸造所によっては、テントの中に観光客用の席を確保して席を売っていたり、エージェントが席を確保している場合もあるようです。もしくは、テントの外にある席が空いている場合は自由に座ることができます

どうしてもテントの中で楽しみたい場合は、お店のKellner(ケルナー:ウエイター)やKellnerin(ケルナーリン:女性のウエイター)に声をかけて、座れる席がないかどうか相談してみると、少人数の場合、席を案内してくれることも。(相席の可能性が高いですが・・・)

オクトーバーフェストはパレードではじまる!

オクトーバーフェストは、ド派手なパレードで開始!馬車に乗ったお祭りの従業員(ビールテントの支配人やケルナー)が、Schwanthalerstrasse(シュヴァンターラー通り)を通過し、会場であるTheresienwiese(テレージエンヴィーゼ)に入場します。その後、「Schottenhamel(ショッテンハンメル)」のテントで、ミュンヘン市長が最初のビール樽を開栓し、銃声が12回鳴り響いたら全てのテントの営業がはじまります

初日のパレード開始日時(2019年):9月21日(土)11:00〜
ビール樽の開栓、営業開始日時:9月21日(土)12:00〜
ルート:Josephspitalstraße → Sonnenstraße → Schwanthaler Straße → the Bavariaring → Wirtsbudenstraße → Theresienwiese(詳細はこちら(ドイツ語))

お祭り2日目(日曜日)も、南ドイツの民族衣装をまとった人々のパレードがおこなわれます。総勢約9,000人が参加し、吹奏楽隊などが活躍。まずはパレード参加者全員が、バイエルン州の州議会議事堂マクシミリアネウム前に集まり、その後テレージエンヴィーゼへ向かいます。

2日目の大パレード「Trachten- und Schützenzug」
パレード開始日時(2019年):9月22日(日)10:00〜
ルート:Maximilianstraße → Residenzstraße → Odeonsplatz/Feldherrnhalle → Ludwigstraße(as far as Galeriestraße) → Briennerstraße → across the Amiraplatz → Kardinal-Faulhaber-Straße → Promenadeplatz → Pacellistraße → Lenbachplatz → Karlsplatz/Stachus → Sonnenstraße → turn around at Josephspitalstraße → Sonnenstraße → Schwanthalerstraße → Paul-Heyse-Straße → Kaiser-Ludwig-Platz → Schubertstraße → Esperantoplatz(ルート詳細はこちら(ドイツ語))

ルート内に入れば、壮大なパレードを観ることができます!
ミュンヘンのビール醸造所「Augstiner(アウグスティーナー)」の樽が運ばれます。

Emma
Emma
フローリストの研修先の1つが、毎年このアウグスティーナーの醸造所の樽の飾り花を請け負ってるため、オクトーバーフェストに向けて準備しているのを見せてもらったことがあります。

オクトーバーフェスト期間中の営業時間について

平日 土日祝日
テント 10:00~23:30(ビールのラストオーダ 22:30) 09:00~23:30(ビールのラストオーダ 22:30)
屋台 10:00~23:30(月〜木)
10:00~12:00(金)
9:00~0:00(土)
9:00~23:30(日祝)

※特選食料品を扱う「Käfer(ケーファー)」とワインのテントは、1:00まで営業。
※2019年10月3日(木)は祝日です(ドイツ統一の日)。

本場ドイツのオクトーバーフェストの楽しみ方

ドイツのオクトーバーフェストは、日本では楽しめないような、ドイツならではの文化やルールが楽しめます
私のおすすめの楽しみ方を紹介します。

民族衣装を着よう!

ヴィーズンを楽しむには、バイエルンの民族衣装を身につけて参加するのがおすすめ!
女性の場合、「Dirndl(ディアンドル)」と呼ばれる、エプロン付きワンピースを着用します。ディアンドルの下に着る専用ブラウスも合わせて購入しましょう。今は安価に購入できるお店もたくさんありますが、せっかくなら品質の良いお店で購入することをおすすめします。

サイズですが、日本の女性は小柄なことが多いので、選べるバリエーションに限りがあることがあります。女性のSサイズの場合、32または34で用意がありますので、購入は可能です。それ以上小柄な方は、お直しが必要なかもしれませんので、早めに準備しておきましょう。

注目して欲しいのが、エプロンの結び目の位置。ディアンドルのエプロンは、結び目の位置でその女性の交際ステータスがわかります
左は恋人なし、フリー。右は恋人あり、もしくは既婚者。
もともとヴィーズンは出会いの場でもあるんですね。女性がフリーか、そうでないかを、エプロンの結び目で判断することができるので、声をかけていい女性を判断しやすいともいえますね。

Emma
Emma
私が数年前にヴィーズンに出向いたときには、ちょうど知り合いの家族の息子さんが恋人と別れてしまった後だったため、毎日ヴィーズンに足を運んでいた息子さんの姿を家族が時にほほえましく、時に少し警戒しながら見守っていたのが印象的でした!

男性の衣装もなかなか凝っています。
シャツ(白、または赤や青のチェック柄が定番)に、「Lederhose(レーダーホーゼ:革ズボンの意。)」を合わせます。シャツの上に、おしゃれなベストやジャケットを着る人もいます。レーダーホーゼにはスエードの革を用い、きれいな刺繍を施してあったりと、高価です。

ビールと食事を楽しもう!

オクトーバーフェストのメインイベントは、ビールを飲むこと!
会場では、1リットル入るジョッキが提供されます。「Mass(マス)」と呼ばれるジョッキをドイツ人は何杯も頼みます。

Emma
Emma
会場にいる男性陣を見ていると、何杯飲んだかを競っていたりします。
若者だと「9杯飲んだ!」と言い張っている姿も。
Baum
Baum
ええっ、それって、1人で9リットル飲んだということですよね?すごいなあ〜!
Emma
Emma
飲み終えた後はもちろん泥酔状態に・・・
Baum
Baum
わわわわわ・・・!

実は、ヴィーズンで出されるビールは、アルコール度数がおよそ6度と高めに定められています
出展するビール醸造所は、全てミュンヘンの企業。「Augustiner(アウグスティーナー)」「Hacker Pschorr(ハッカー プショール
)」
「Hofbräu(ホフブロイ)」「Löwenbräu(レーベンブロイ)」「Paulaner(パウラーナー)」「Spaten(シュパーテン)」と6種あります。

歴史が一番長く、ミュンヘンっ子にとって定番ビールの王様になっているのは、1328年から存在する「Augustiner(アウグスティーナー)」です。

Emma
Emma
ドイツのオクトーバーフェストにいらしたときには、ぜひ飲み比べをしてみてください!

アルコールがちょっと苦手、または、ビールが飲めない方も大丈夫。ドイツには「Alkoholfrei(アルコホールフライ)」という、とてもおいしいアルコールフリーのビールがあります。アルコールだけでなく添加物も入っていないため、安心して飲めますし、味わいも本物のビールと遜色がないほどおいしいです

あまり強いアルコールは飲めないけれど、雰囲気を楽しみたいという方には、「Radler(ラドラー)」がおすすめ。
ビールとレモネードなどの炭酸ジュースを1:1で割ったもの。アルコール度数が押さえられ、甘いため、女性に人気の飲み物です。
また、「Apfelschorle(アプフェルショーレ)」という炭酸りんごジュースもあります。

Emma
Emma
男性がアプフェルショーレを頼むと、自由なドイツでも周囲から「それを頼むのか?」と非難の声が上がったりするので(笑)、ちょっと勇気がいるかもしれませんね。

食事は、「Bratwurst(ブラートヴルスト:ソーセージ)」「Bretzel(ブレッツェル)」「Pommes(ポメス:フライドポテト)」などかんたんな料理がメインですが、食事もしっかり楽しみたい方は、「Spaten(シュパーテン)」がおすすめ。ビールの醸造所の中でも、食事のおいしさはピカイチです!

Emma
Emma
迷ったらシュパーテン!おすすめです。
ビールをメインに楽しみたい方は、「Augustiner(アウグスティーナー)」「Löwenbräu(レーベンブロイ)」が人気のようです。
飲み比べて自分の好みを見つけてみてくださいね。

オクトーバーフェストにはテーマソングがある!?

会場では、みんなとにかくよく飲み、よく食べ、よく歌い、よく踊ります
せっかく年に1回の大きなお祭りに訪れたのなら、日本のみなさんにも心ゆくまで楽しんで欲しい!そこで、ヴィーズンならではのテーマソングをご紹介します。この曲を知っておくと、すぐに仲間入りができますよ。

ヴィーズンのテーマソングは「Ein Prosit der Gemütlichkeit」「この快適さに乾杯!」という意味の、オクトーバーフェスト専用の歌です。

他にもいくつかありますので動画をご紹介しておきます。
聞いているだけで、ドイツのオクトーバーフェストの盛り上がりが想像できるかもしれませんね。

まとめ

ドイツ人は本当に祭り好き。
春、夏、秋、冬とイベントや祭りで、歌ったり踊ったりするのが好きな国民性があります。歌を聞いていただくと、ほのぼのとした呑気な雰囲気も感じていただけるのではないかと思います!

ドイツ本場のオクトーバーフェスト・ヴィーズンにいらっしゃる方、テーマソングに合わせて周りのみなさんと一緒に楽しんでくださいね!

Emma
Emma
くれぐれも飲みすぎには気をつけて!